A is A si A
NHK WORLDの新番組『A is AsiA』の撮影をシドニーで行いました。
こちらは日本での放送はなく、海外に暮らす外国人にむけて「アジア」を発信する、全編英語という番組です。世界各国・各都市で活躍するアジア人、お一方はすでに名声を得た「エース」と、もうお一方は今走り出した「ニューエース」のお二方をご紹介します。
今回の撮影では、世界のレストランベスト10に入る、TETSUYA’S RESTAURANTのオーナーシェフ、和久田哲也さんを「エース」として、また、シドニー郊外でこだわりをもって日本の野菜や果物を生産する馬渕晴夫さんを「ニューエース」として密着取材させて頂きました。
和久田さんは講演や授賞式などで海外を飛び回っており、メディア取材は10件に1件しか受けられないというほど忙しい方。今回は弊社の粘り強い交渉によって、なんとか2日間をいただくことができました。
TETSUYA’S RESTAURANTは、予約を取れるのが3ヶ月先とも1年先ともいわれ、世界中からセレブが飛行機に乗ってまで訪れると噂されるほどの高級レストラン。アラカルトメニューはなく、コース料理一種類のみです。和久田さんの看板料理であるオーシャントラウトのコンフィ、手長エビ3種など、全14品からなり、ワインを飲み、会話を楽しみながら、3~4時間かけて食べます。
和久田さんはオーストラリアでは知らない人はいないくらい有名なシェフで、取材側も緊張していましたが、実際にお会いすると気さくですごくいい方でした。自家用ボートに乗せていただきシドニー湾クルーズを楽しみ、その後は行きつけのイタリアンレストランで優雅なランチ。レストラン取材では厨房にも入れてもらい、各料理の調理風景も撮影させていただきました。ほかにもフィッシュマーケット、イタリア人経営のお肉屋さん、日本食スーパーなど、行きつけのお店もご紹介いただき、また、デパートで売られている「TETSUYA’S」ブランドの調味料や料理本なども撮影させていただきました。
「ニューエース」については、日本人以外に、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、中国、韓国、台湾など、アジア各国からオーストラリアに移住した農家などをリサーチしました。政府認定のオーガニックトマトを生産する台湾人女性や、アジアンスーパーを経営する韓国人など、複数の候補者がいましたが、「ニューエース」にふさわしいかということに加え、収穫時期や取材スケジュール等を考慮して、最終的には馬渕さんになりました。
馬渕さんはシドニー郊外で日本の野菜とイチゴの栽培をされています。ご主人は元建設関係のお仕事だそうで、井戸やビニールハウスなど、ほとんど自作されたとのこと。奥様は「おいしいイチゴが食べたい」という思いから、日本のイチゴ農家で修行を積み、苗を輸入して栽培しています。それを和久田さんに「使ってください」と直談判しに行ったそうです。また、娘さんはパイロットで、インストラクターもされており、
ディレクターさんから「次回のエースに!」と言われていました。
最後は馬渕さんの畑で穫れたナスと大根を使って、TETSUYA’Sレストランのナンバー2シェフ、ルークさんに一品作ってもらい、それを馬渕さんに試食してもらいました。
TETSUYA’Sレストラン取材をご希望のメディア関係者のみなさん、
弊社までご一報ください!
今回の撮影ではスケジュールの都合上、日本撮影スタッフを空港へお見送りした後、弊社コーディネーターは現場に居残り、シドニーの現地カメラマンを起用してインタビュー撮影を行いました。
この様に、日本から撮影スタッフを出せない取材などにも弊社は対応しております。その様なケースの撮影の場合は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
番組へのリンクはこちら
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http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/tv/aisasia/archives100624.html