【女性ストームチェイサー】命をかけた稲妻写真

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【女性ストームチェイサー】命をかけた稲妻写真
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自然のパワーが生み出す嵐や雷の光景は、なにか不思議な荘厳さを感じさせる。
その壮大さを写真に捉えるために、危険を承知でストームを追いかける果敢なカメラマンがオーストラリアにいる。

 

ストームチェイサー!

 

豊富な経験や気象の知識、辛抱強さが必要になり、予めストームを予測してベストスポットにいなければならない。そして、何よりも非常に危険な行動なので覚悟が必要になる。

 

まさに命がけ!

 

今回はそのストームチェイサーの中でも珍しい女性のストームチェイサーをご紹介!しかも2名!!

 

オーストラリアの女性のストームチェイサー

 

男性ばかりのなかで、2人の女性ストームチェイサー

QLD州マッカイに住むシェリーとベリンダは、ベストスポットで写真を撮るために、毎年数千キロ以上を車でドライブしている。嵐を追いかけるストームチェイサー達は、ほとんどが男性の世界では女性は珍しいが、シェリーとベリンダは、マッカイで嵐を追いかけているうちに知り合いになっていった。

 

湿度が高くなる夏の時期は、ストームと雷の季節だ。いまは電気技師でもあるシェリーは、小さい頃からストームが大好きだった。
「最初のストームは、マッカイの郊外で見た” スーパーセル”といわれる回転して上昇気流を伴う巨大積乱雲だった。興奮してアドレナリンが出るのを感じたわ。1枚のパーフェクトな写真を撮るために、何百枚もシャッターを切ることはできる。でも私は、そのアドレナリンラッシュが写真の一部だと思っているんです。」

 

「稲妻を捉えるのが目的よ。本当に予測できないけれど本当に美しい。その場で稲妻を見ていても、実はその全貌は見えていない。写真を見て、始めてその全貌と細かな光の筋が見えてくる。いい写真を撮るには、できるだけ近くまで行くことが一番重要よ。近ければ近いほどいい。」と話す。

 

常に危険と隣り合わせ

「数年前に激しい嵐の下に入って動けなくなったことがあって、すぐに逃げることもできなくて、、、とにかくすごかった。。」

「なぎ倒された木々が、私の車の横を飛んでいったわ。仕方なく広い平原の中で車の中に入って、嵐が通り過ぎるのを待った。」

「私はいつも、嵐の通り道の先回りするようにしている、けど、その時は暴風雨の後ろ側を撮ろうとしたんだけど、すぐに間違いだと気がついたわ。」

「すこしづつ天気を読むことを覚えていって、今年はトルネードを捉えることができた。天気図の嵐の中にぽっかり開いた空間を見つけて、すぐに現場に急いだ。ちょうどぴったりのタイミングだった。その時巨大なスーパーセルがトルネードを吐き出していたのだ。天気図を見てわかるようになるまで、毎年何千キロも車で走った。起こりそうな様子を感じ取り、当日は運転して回って空の動きをよく観察するの。」


 

アドレナリンと天気のパターンを見るのがやめられない

ベリンダはストームを撮影して8年。ストームを追いかけるスリルがあるからずっと続けている。

 

アドレナリンと天気のパターンを見るのがやめられない、という。

 

ベリンダは農場で育ったこともあり、小さい頃から天気には興味があった。でもやはり、パーフェクトな写真を撮るためには、忍耐と運が必要。写真を撮るときはいつも、今日は運が良かったわ、と、ハイファイブをしているくらい。風やその状況によっては全然違うスポットに行ってしまうこともある。

ストームチェイサーの世界は本当に男性ばかり。個人的には私は安全に気をつけるようにしている、ストームの中を運転したりはしないし、間近には行かない。そして、危険なものに見えないようにしている。嵐を追いかけるのはとてもハードワークだけど、成果があまりないときもある。出かけていっても外れで、何もナシで家に戻ることも多い。

 

良い写真を撮ろうと思ったら数百キロの運転は覚悟しなければならない。時には800キロとかね。数百キロ運転してまた家まで数百キロなんてことはざらにある。この地域は広いし、田舎の大地に広がる嵐を撮るには、とにかく運転あるのみよ。

夏には、1週間に3回とか5回もチャンスがある季節もある。その一瞬が素晴らしい瞬間を捉えるから、車にいる時間はすべて無駄ではなくて意味があるものなのよ、と話す。

 

自然の世界では、ひとつとして同じ雷も雲もない。
その一瞬を捉えた時のアドレナリンが、彼女達を引きつけてやまない理由なのかもしれない。
彼女たちのインスタグラムを見ると、ストームを追いかけながら、カンガルーや野生動物との触れあいや美しい山や海、森、自然そのものを感じ取っているようだ。

 


参照元:ABC

 

シェリーさんのインスタグラム

 

 

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ベリンダさんのインスタグラム

 

 

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オーストラリア、ニュージーランドでのリモート撮影をご検討されている制作会社の方へ

日本の皆様にとってはまだいつでも来てください!とは言えない状況なのですが、、、

 

こんな時だからこそ!のリモート撮影です!!

 

日本から中継でのディレクションロケ、構成に添ってこちらだけでのロケなど、柔軟にご対応します。
特にオーストラリアはこれからが夏となり、ロケとしてもいいシーズンにもなります。普段の生活でも気疲れが多い今だからこそ、海外の気持ちのいい画は重宝されるのかとも思います!

 

少しでもお手伝い出来ることがあれば、お気軽に弊社は東京オフィス(03-5437-5546)・嶋田までご連絡下さい。

 

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SHIMADA
嶋田祐(Yu Shimada)
東京オフィスマネージャー
03-5437-5546