【コロナ禍の逆転劇】弁当ビジネスで大忙し!海外で頑張る日本人女性

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【コロナ禍の逆転劇】弁当ビジネスで大忙し!海外で頑張る日本人女性
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世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっているなか、多くの人は生活の変化を余儀なくされています。オーストラリアに滞在する日本人の方も、この状況をみて帰国を決める人もいますが、そんな中でメルボルン郊外で弁当ビジネスを起業。精力的にがんばっている日本人女性のご紹介です。

 

コロナで解雇、政府の援助も受けられない

ビクトリア州のメルボルン近郊に住んでいる井川愛美(めぐみ)さん。メルボルン市内の日本食レストランで働いていましたが、コロナウイルスのパンデミックの影響を受けて、急に解雇されてしまいます。メルボルンでも何度かのロックダウンを経て、外食産業も大きな打撃を経験することとなり、先行き不透明な状態が続いています。

 
オーストラリアではこのコロナ渦で、政府補助金の受給などの施策がとられていますが、永住権をまだ取得していない井川さんは、政府の援助を受けることができず、この状況のなかで永住ビザのあても失ってしまいました。。。

 
友人たちも次々に帰国していくのを見ながら、この先どうしていくかを決めなければならない状況に立たされた井川さん。
イタリア人のパートナーとも話し合いを重ねた結果、オーストラリアに残ることを決意。彼の実家はイタリアのミラノで、コロナの影響も大きいため、彼の方も国に戻る状況ではなかったことも一因だったそうです。

 

 

一念発起!弁当デリバリービジネスを起業

何でも手に入る大都市のメルボルンとは違って、現在、井川さんの住んでいるバランには、日本食も、Uber Eatsもありません。
スーパーマーケットも午後8時に閉まるような地域で、デリバリーを頼みたいのに頼めない人がいることに気付き、日本の弁当のデリバリービジネスのアイデアが浮かんだのです。

 
パートナーの彼はピザ職人、そして、もともと日本でもシェフとして働いていた経験を持つ井川さんは、なけなしの貯金7,000ドルをはたいて、弁当のデリバリービジネスを始めることにします。

 
「一度決心してからあとは、もう実行するのみだった。」と、井川さん。
 
ビジネスを始めるにあたって、地元の市役所に相談した人がとても親切に対応してくれて、あまり移民がいない土地柄だったことからもあり、とても協力的だったそう。

 
そして、いま賃貸で借りている自宅のキッチンをビジネス用に登録。協力的なオーナーに許可をもらって、ご好意で賃料はそのままだったそうです。開業の準備だけで貯金を使い果たしてしまったけれど、不安はそれほどなかったといいます。

 

 

大都市以外の人にも日本食を体験してもらいたい

そして、2020年8月10日のオープン以来、初日から連日予約で一杯という好調ぶり!ずっと注文の電話がかかり続けるほどで、全て対応しきれず「注文を断らなければいけないのが悔しい」くらいだったそうです。

 
メルボルンなどとは違い、ローカルの人は多国籍な料理に触れる機会があまりないバラン地域。

 
「始めて色んな味が一緒に食べれるBentoというものを体験できて良かった」と、お客さんからの反応も好感触!

 
西洋料理は基本的に一皿一品で、レストランでもあまりシェアするという文化がないので、一度に様々なおかずがのっている日本食は珍しかったようです。

 
井川さんは、高校生でアルバイトを始めるときにお母さんに相談したところ、
「料理を作ることができれば、今後どこに行っても役に立つよ。」
と言われてレストランでのアルバイトから始めたそうです。

 
今では、人生を救ってくれたとも言えるほどの助言をくれた母にとても感謝している、
協力してくれた地元の人にも恩返しをしていきたい、と語っています。

参照元:SBS、Bento Wise

 
 

【オーストラリア、ニュージーランドでのリモート撮影をご検討されている制作会社の方へ】

日本の皆様にとってはまだいつでも来てください!とは言えない状況なのですが、、、

 

現時点ではまだ簡単に入国が出来るわけではなく、規制がある状況ではありますが、撮影事情としては活発に動いています。もともと、オーストラリアは固有の動植物の保護や環境維持のため、検疫措置は非常に厳しいです。ですが、裏を返せば、そんなオーストラリアで撮影できる、ということは安全と意味でもあります。適切な手配、対応、許可申請を進めればロケは気持ちよく出来ます!

 

こんな時だからこそ!のリモート撮影です!!

 

少しでもお手伝い出来ることがあれば、お気軽に弊社は東京オフィス(03-5437-5546)・嶋田までご連絡下さい。
東京で直接お会いして打ち合わせが可能です!
SHIMADA
嶋田祐(Yu Shimada)
東京オフィスマネージャー
03-5437-5546