【オーストラリア・オリンピック選手団】TOKYOに向けて意気込み

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【オーストラリア・オリンピック選手団】TOKYOに向けて意気込み
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東京オリンピック・パラリンピックに向けて、選手団の開会式のユニフォームが発表されました。
選手団のワクチン優先接種も行われており準備もちゃくちゃくと進められ、#TokyoTogether のハッシュタグとともに、意気込みを語っています!

 

オリンピック参加に前向き/準備は万端

オリンピックの競技ユニフォームに続き、5月19日には開会式ユニフォームの発表があり、その様子がライブ配信されました。
ナショナルカラーの緑とゴールドを、オリガミにインスパイアされたデザインに落とし込んだそうです!
選手達は1年の延期の間、忍耐の時を乗り越えて、オーストラリのユニフォームでTOKYOに行ける事をとても誇りに思っていると語っています。

 
IOCのジョン・ コーツ調整委員長は、5月8日のオーストラリアオリンピック委員会の年次総会で「東京オリンピックは絶対に(Absolutely)開催される」と強調。
オーストラリアチーム責任者であるイアン・チェスターマン氏も、5月11日インタビューで、「東京オリンピックは絶対に(definitely)開催される、東京に行く準備はできている」と語っています。

 

代表選手に優先的にワクチン接種

オリンピック・パラリンピックの選手や関係者は、ワクチンの優先接種も決定。
選手のほとんどはワクチン接種が今年末になる予定でしたが、出発前に受けられることになりました。
現状で既に、約480人の選手と500人の関係者が順次接種をスタートしており、これから選出が決まる選手も含めると、最終的に2000人ほどになるとみられています。

 
↑上左:ワクチン接種を受ける水泳のケイト・キャンベル選手。↑上右:モリソン首相もワクチン接種をアピール。

 

オーストラリア人はオリンピックをどう思っているのか

4月15日にオーストラリアでの放映を担当するチャンネル7と調査会社により実施された、1500人を対象(80%の有効回答)としたアンケートの結果が発表されています。

 

チャンネル7のアンドリュー・ブレイン氏は、オーストラリア人は東京オリンピックを支持しており、出場するオーストラリア選手も応援している、と話しています。

 

・オーストラリア人の70%は東京オリンピックに興味がある。
・リオオリンピック時の61%よりもアップ。
・見たい競技は、水泳、体操、陸上、飛び込み、バスケットボール、サッカー、テニス、サイクリング。
・61%はコロナ渦の良い楽しみになる。
・53%はアスリート達、職員、観客の健康と安全に充分気をつけなければならない。

 

チャンネル7のカート・バーネット氏は、オリンピックはスポーツだけではなく、情熱、プライド、コミュニティ、達成、ポジティブさの象徴でもあり、世界をひとつにする。オーストラリア人はオリンピック、パラリンピックが大好きで、東京オリンピックは暗いコロナの時期に希望をもたらすものと考えている。この10年で一番の文化的イベントになるだろう。と述べています。

 

選手たちの意気込み・先住民アボリジニの血を引くウィンウッド選手

アレックス・ウインウッド選手は、ニュンガル族の血を引くパース出身の23才。
今回のTokyoオリンピックで最初に選出された先住民アボリジニの血を引くボクシング選手です。

リオの時はまだ10代で惜しくも出場を逃して絶望の時期を過ごし。さらに、今回もTOKYOまでの1年の延期があり、忍耐の大切さを学んだといいます。この経験からは多くの学びがあり、自分にとって必要な時期だったと感謝している。

 
小さい頃から、家族と一緒にブッシュ(森)に入ってアボリジニのカルチャーに触れてきた。森で見つけるブッシュフード、ハンティングやフィッシング、ペインティング、伝統的なダンスとディジリードゥは彼の祖父が運営しているアートセンターでも行った。祖父の絵はナショナルアートギャラリーにも展示されているアーティストだったそうです。

 
いつも自分のルーツについて学び、繋がるようにしてきた彼は、自分のルーツから離れてしまうと自分でないように感じていたそうです。実家に行って家族と過ごしたり、地元コミュニティとふれ合うことで、TOKYOでやるべきことがクリアになった、とのこと。ボクシングを続ける費用もコミュニティのヘルプ無しでは出来なかった。費用だけではなく本当に心配してくれ、他の人を助けられるかや与える影響について真摯な興味を持っていた、と話しています。

 
今回TOKYOオリンピックのユニフォームには、アボリジニのデザインも取り入れられており、このユニフォームを着て参加できることにとても誇りに思っている。
北京オリンピックでボクシングに出場したアボリジニの血を引くポール・フレミング選手はアーティストでもあり、彼のデザインが採用されている。
*着用しているのは、7人制ラグビーのモーリス・ロングボトム選手。彼も先住民の血を引いている。

 

参照元:AOC, Australian Olympic Team Facebook, mediaweek

 

ちなみに、、ナショナルチームのニックネーム

日本のサムライジャパン、なでしこジャパンのように、競技ごとにそれぞれのニックネームがあります。

・サッカー:オリンピック代表は、男子U-23代表 『オリルーズ』オリンピック+カンガルー。
男子は、『サッカールーズ』(サッカー+カンガルー)
女子は、『マチルダス』(非公式の国歌と呼ばれる曲ワルチング マチルダより)
・ラグビーリーグは、『カンガルーズ』
・ラグビーユニオンは、『ワラビーズ』(小型のカンガルー)女子は、『ワラルーズ』
・体操は『オーストラリアン・フレーム』
・水泳は『ドルフィンズ』
・サーフィンは、『イルカンジズ』(猛毒を持つ命取りのイルカンジクラゲ)
・野球は、『サザン・サンダー』、女子ソフトボールは『オージー・スピリット』
・バスケットボールは、男子が『ブーマーズ』で女子が『オパールズ』

 
うん、なんともオーストラリアらしい!!

 
 
以前にご紹介した競技についてはこちら!
第1回【オーストラリア・オリンピック選手】カヌー・スラローム
第2回【オーストラリア・オリンピック選手】アーチェリー
第3回【オーストラリア・オリンピック選手】セーリング
第4回【オーストラリア・オリンピック選手】自転車競技(トラック)

 

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★リモート撮影実績
●上田晋也の日本メダル話/BMX ローガン・マーティン選手
●世界くらべてみたら/世界の『オススメお菓子』をくらべてみたら?
●24時間テレビBMX選手の兄妹を襲ったオリンピックがない2020年の試練
●某PV
●某グラフィック撮影

 

★オリンピック選手の取材、スポーツ関連撮影実績
上田晋也の日本メダル話/羽根田卓也選手(カヌー)
ラグビー2019 英雄たちの原点/リーチ・マイケル選手
スポーツ×ヒューマン/ソフトボール日本代表 
NEWS ZERO、Going! Sports & News/競泳 ゴールドコースト合宿
Going!/内村航平選手のオーストラリア合宿に密着
全豪オープン取材

 

SHIMADA
嶋田祐(Yu Shimada)
東京オフィスマネージャー
03-5437-5546