6時間海で漂い、息子は昏睡状態から生還
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1才の息子と友人の3人でボートで釣りに
サンシャインコーストに住む釣りの大好きなジュリアンくんは、
1歳の誕生日を迎える前にすでに釣竿を手で持っていたことを母親のスーザンさんは語る。
父親は息子の笑顔を見るのが唯一の生きがいと話す。
2019年6月8日の午後2時半ごろに3人(友人のStephen Jeancockeさん、
父親のマイクさんと息子のジュリアン君はMooloolabaの桟橋から海に出た。
コーストガードには出航を伝え14キロ沖にでた。ついてからは、3人とも順調に魚を釣っていた。
夜になり、3人はボートの上で1泊することして、イカリを落として、3人は寝た。
2週間前にも同じことをしていたので、問題はないと思っていた。
ボートが転覆して海に投げ出される
しかし、イカリがエンジンに絡みボートが傾き出した。
びっくりして起きた時には、船が転覆し始めていた。ボートは水浸しになり、30cmぐらいの水が溜まっていた。
友人のStephenさんは急いでラジオでSOSを流した。ライフジャケット、フレアー、緊急時のビーコンも船の中に入っていたが、
ボートは傾いてすべてを海の底にひきづり込んでいった。全ては数秒で起こり、Stephenさんはボートから投げ出され、
親子はボートと一緒に10秒ほど海にひ引きづりこまれて行った。
親子は海底から上がってきたが、すでにパニック状態。Stephenの体に縋るように3人とも溺れかけた。
Stephenさんも体格が大きく、泳ぐことはあまりできない。Julianくんも潮の波で海面に頭を上げ続けることができない。
その時、海の底から15リットルのバケツが2個上がってきた、3人はそれに必死にしがみついた。
Julianくん冷静に父親のMaikeさんに「お父さん、大丈夫だよ。向こうがCarandraの方だからあっちに向かって泳いだら大丈夫だよ」と。
Stephenさんは投げ出される前に携帯をつかんでいた。警察に通報、一発で繋がり状況と大体の場所を伝えた。
コーストガードも動き出したが、すでに夜で海の悪状況。見つかる可能性は低かった。
警察は母親に報告、ライフジャケットもなく、はっきりしたい場所がわからないと。
母親のSusanさんは「人生最悪の日でした、言葉には表せない。」と語る。
6時間以上も夜の海に浮かんだまま
時間が経つにつれ、Julianくんはたくさんの塩水を飲んで息しにくくなってしまう。
Stephenさんは2週間前に同じ場所で80キロのサメを釣っている。
他に何が海にいるかと考えるようになる。
4時間が経過したところ、もう助からないと思ったと父親は語る。
Julianくんはよく話していたが、だんだん話さなくなり
やがて父親の腕の中で意識不明になり、反応しなくなってしまった。
その時、もし息子が死んだら僕もバケツを離したと語る。
レスキュー隊が出たのは6時ごろ、それまで悪天候でヘリは出せなかった。
また、海の中で3人を探すのは干し草の中から針を探すようなもの。
昏睡状態からの生還
奇跡は起こり、3人を救出したがJulianくんは昏睡状態、ヘリの中では脈拍もなく、心臓停止していた。
医師は命が戻っても、脳死または昏睡状態からは戻らないと思っていた。
18時間の昏睡状態から、奇跡はまた起こり、Julianくんは目覚めた。
その後、Julianくんはすぐに回復し、病室のベッドから釣りごっこをお父さんとするぐらいまでになりました。
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