Railway Story/美しき、地球の箱庭 ニュージーランド大走破

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Railway Story/美しき、地球の箱庭 ニュージーランド大走破

WOWOWの人気旅番組「Railway Story」の撮影を行いました。
世界各国の鉄道とその周辺の街を紹介する、鉄道ファン、ならびに旅行愛好家にとっては垂涎の番組です。実は、弊社でこの番組をお手伝いさせていただくのは、今回で2回目。前回は2000年にオーストラリアの北東部ケアンズから西部のパースまで8000Kmもの行程を1ヶ月かけて撮影した、弊社にとってもたいへん思いで深い番組です。

そして今回の舞台は「ニュージーランド」。
世界の箱庭と称されるこの国も見所は満載です。まずは、今回の主役である観光列車「オーバーランダー号」(北島:オークランド~ウエリントン)、「トランツコースタル」(南島:ピクトン~クライストチャーチ)、「トランツアルパイン」(南島:クライストチャーチ~グレイマウス)の3つの列車の撮影許可を進めると共に、各路線の周辺の見所リサーチをすすめます。どの路線も、1日1便なので、乗り過ごすとたいへんです。時刻表とにらめっこしながら、綿密なスケジュール作成が要求されました。
西村京太郎サスペンスの台本を書いているような気分で、あーでもないこーでもないとすすめていきましたが、結局のところ、日本と違って電車は時間通りに動いてくれません。数時間遅れるのはあたりまえなので、遅れた場合にはどうするのかまで、考慮してスケジュールを構成しました。
Kiwi Rail、ニュージーランド政府観光局の担当者と協力しながら、広範囲にわたる撮影許可も順調に取得。撮影隊のビザに関するご相談も受けながら、大使館や現地の組合と相談しながら、滞りなく準備を完了しました。
いよいよ撮影本番となると一番心配だったのはお天気です。ニュージーランドは山が多い国なので、天気も変わりやすく、雨がたいへん多い国です。しかし、晴れ男だらけの現場では、撮影している場所だけ雲が避けてくれるように,驚く程天気に恵まれました。雨が降ったのは、2週間で1日だけ。しかもその日は幸運にも元々移動距離が少なかったので、翌日に晴天のもと撮り直しが出来ました。
撮影は主に、2部隊に分かれ、メインは列車に乗り込み列車内の撮影です。車窓の景色はもちろん、乗客や、乗務員へのインタビュー、食堂車、展望車の撮影、機関室に乗り込んでの撮影などなどニュージーランド鉄道の魅力を余すところなくお伝えします。
もう1部隊は、車で列車と並走しながら、美しい自然の中を走る、勇壮な列車の客観シーンを撮影しました。全行程を、主に運転を努めてくれたクレイグと貴重な足として並走してくれたハイエースにも「ありがとう。お疲れ様」の言葉を贈りたいと思います。
見所は、本当に盛りだくさんです。とにかく自然の美しさはたまりません。これを見たら絶対にニュージーランドを列車で旅をしたくなりますよ!さらに美しい大自然のみならず、ニュージーランドに暮らす人達の生き生きとした姿、先住民族マオリ族とイギリスから渡って来たそれぞれの文化や食べ物の紹介、動物達との遭遇などなど毎日が驚きと感動の連続でした。
2週間のロケでしたが、最後にはオーストラリアの時のコーディネートも完璧でしたが、今回も完璧なコーディネートでしたという、たいへんうれしいお言葉をいただけました。
いつのまにか、旅番組専門コーディネーターにされている気がしますが、これからも、いろいろな地域の良さを日本の皆さんにお伝えしたいと思っています。ニュージーランド、オーストラリアでの撮影をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください!
http://www.newzealand.com/travel/ja/about-nz/features/media_events_home/railway-story.cfm