ノンフィクションW/格闘球技ウィルチェアーラグビー

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ノンフィクションW/格闘球技ウィルチェアーラグビー

ノンフィクションW/格闘球技ウィルチェアーラグビー 十二人の戦士と百の言葉の撮影コーディネートをさせて頂きました。
本作は映画監督・崔洋一氏によるオリジナルドキュメンタリー。
長い間世界4位だった車イスラグビー日本代表が、オーストラリア、カナダ、アメリカの“世界3強”に割って入り、現在は世界3位。
リオ・パラリンピック出場の切符を手にした軌跡を追いかけたストーリーです。
国内合宿、ロンドン大会、オーストラリア大会、パラリンピック出場を懸けた千葉大会などに密着する内容で、崔監督は実際にオーストラリアにも来られています。
今回はオーストラリアのリーグ戦に、日本代表のエース池崎大輔選手と中里進選手が外国人助っ人として参加した練習やリーグ戦の様子など撮影しました。
《コーディネートポイント1》大会主催者との協力関係作りと交渉
今回のロケで最も重要なことは、ドキュメンタリー番組のため『出来るだけ選手に密着する』ことです。
そのため、ロッカールームでの取材は重要な場面となります。
本来はロッカールームでの取材はNGとされていたのですが、大会主催者とリサーチ段階から信頼関係を作っていたため、特別にロッカールーム取材の許可をもらい撮影をすることが出来ました。
また、オーストラリア代表で世界ベストプレーヤーといわれるライリー・バット選手、クリス・ボンド選手とのインタビューも実現しました。
《コーディネートポイント2》時差を考慮した撮影スケジュール管理
今回の取材は池崎選手が参加したチームの本拠地パースや、リーグ戦が行われるシドニー。この2都市は東と西にあり、その時差は2時間。飛行機移動時間は5時間。それぞれの都市での練習や試合スケジュールと時差・移動時間を調整し、無駄のない効率的な撮影スケジュールを組むことが出来ました。

車イスラグビーはパラリンピック競技の中でも唯一フルコンタクトやタックルが認められており、その激しさから「マーダーボール(殺人球技)」とも呼ばれるほどです。
日本は、去年に世界ランク1位のカナダに勝利し、ロンドン金メダルのオーストラリアを下すなどリオでは、史上初のメダル獲得をめざしています。
頑張って下さい!!!