CANON

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CANONの新デジタルビデオカメラの高画質映像PVの撮影を行いました。

15名の撮影クルーが地上班と飛行班の2班に分かれての撮影でした。
地上班は通常の街並や人物、動物などを絡めた撮影を行い、飛行班は、世界で初めてモーターパラグライダーとハイビジョンカメラを使い、超低空飛行撮影という全く新しい映像世界を創り出した第一人者、飛行撮影家の矢野健夫氏を迎えての壮大な空撮でした。
パラグライダーでの撮影飛行許可となる為、航空安全管理局への問合せに始まり、グライダー飛行におけるルールの勉強なども行ったうえで撮影飛行ロケーションの選定、許可申請を行いました。最終的にはオーストラリアで飛行撮影ライセンスを持っている人の監督をつけて撮影に臨みました。
現場では矢野さん同行の元にロケハンをしながら、パラグライダー撮影のための条件などを教えてただきました。天候はもちろん、風の向きと強さ、気流の状態など、細かな条件が整って初めてフライトできることを知り、条件に合うロケーションとしてゴールドコーストのビーチと山間部の牧場の2カ所に決定しました。
実際の撮影では早朝に現場入りし、準備を整えたあとは、わずかなチャンスのために待ち続けました。矢野さんは常に神経を尖らせて、風や気流の状態をチェックし続けました。
そして、その瞬間が訪れると「さあ行こう!」と飛び出し、矢野さんが空に舞い上がった瞬間、スタッフ全員大喜びです。矢野さんは気持ち良さそうに空を舞い続け、約一時間の飛行撮影を終えて戻ってきました。
ゴールドコーストのビーチを低空飛行から急上昇する画は迫力満点。牧場で木の間をすり抜けたり、牛と戯れる様子なども、モーターパラグライダーでしか撮影できない、見応えのある映像でした。
このような貴重な機会に恵まれて、コーディネーターにとってもよい経験となりました。
http://cweb.canon.jp/product/dvcamera/index.html