【オーストラリア初の症例】突然、外国の訛りになる!? 外国語様アクセント症候群

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【オーストラリア初の症例】突然、外国の訛りになる!? 外国語様アクセント症候群
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突然、朝起きたら違う国の訛りになっている?!

ニューサウスウェールズ州に住むシンディさんは、オーストラリアで4世代目のファミリーに生まれて、一度もヨーロッパに行ったこともない。

しかし、
ある日突然、東ヨーロッパ訛りの英語を話すようになってしまった!
生粋のイギリス人なのに。。

急に外国訛りになってしまう症状は、世界でも珍しく数十人と言われており、「外国語様アクセント症候群」(FAS:Foreign Accent Syndrome)と言われる医学的な疾患だ。

 

バリバリのキャリアーウーマンに突然の悲劇が!

シンディさんは、リクルートビジネスを営むキャリアウーマン。
仕事を探している人達を助け、彼らが新たなキャリアを見つけて、自信を取り戻して輝いていく姿を見ることにやりがいを感じていた。

そんなある日、突然、てんかん発作が起こり、その時の抗てんかん剤がきっかけだった。

その副作用から話すのが遅くなり、言葉を選ぶのも時間がかかるようになった。
脳は機能しているが、言葉を司る部分が損傷を受けていたのだ。後に分かったことだだったのですが、アレルギー反応を起こしていた。

しかも、話す言葉は、急に東ヨーロッパのような訛りのようなアクセントになっていたのです。
オーストラリアで初めての外国語様アクセント症候群と診断された。

3年前のラジオインタビューの音声を聞いても、シンディさんのアクセントはオーストラリア人。それが突然、外国人訛りの話し方になり、まだ有効な治療法はないと言われている。

「昔の自分の声を聞くと悲しくなる、今の自分は違う人格」
と涙ながら語るシンディさん。

 

大きく変わってしまった日常

仕事で連絡をしても、友人と話しても、もう誰もシンディさんと思ってもらえない。
経営していたビジネスはなくなり、親友とも疎遠になってしまう。彼女の生活は大きく変わっていった。

電話をしても外国人と思われて勧誘セールスに間違われて一方的に切られしまう、仕事の信用も失い、オーストラリア人と思ってもらえないのが何よりもつらいと言う。

医学的な分析では、外国訛りになった訳ではなく、脳の損傷によって言語や発声のコントロールが難しくなり、ある一定部分の発音ができなくなっている状態だという。これを聞いた人が、どこかの国のアクセントや外国訛りにあてはめてしまうそうだ。

オーストラリアではシンディさんと、フランス語訛りになったリアンさんの2例が確認されている。
リアンさんは自動車事故の時に処方された、強い治療薬がきっかけだったと思われており、なんらかの要因で脳にダメージを受けることで起こる症状のようだ。

シンディさんと同じ症状の人は、世界でも数十人だけ。
いまはイギリスにいる同じ症状の人と連絡を取り合って時々話をするようになった。情報交換をしたり、気持ちを共有できてとても落ち着けるそうだ。


抜粋元:Portnews

 

オーストラリアでの特集映像

 

 

 

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