【2ヶ月で64キロの砂糖を摂取!?】グミ&エナジードリンク中毒者
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甘いグミゼリーと糖分いっぱいのエナジードリンクがやめられない。
とにかく大量の糖分をとり続けること10年間。
このままでは糖尿病、そして確実に死に至ってしまうとドクターに注意を受け、一念発起。
その原因と向き合いながら、糖分中毒を克服した女性のストーリーです。
常にスネーク型の甘いグミゼリーとエナジードリンクを摂取し続ける
クイーンズランド州のブリスベンに住むカイリーさんは、スネークと言われるヘビの形をしたグミゼリーを一日中食べ続けていた。朝起きて、休憩に、仕事しながら、本を読みながら、とんでもない量のグミを食べていることはわかっていた。このままでは死んでしまうわ、と思いながらやめられなかった。
いつもスーパーに行って大量のグミを買い込み、常にストックしておかないと落ち着かない。
「これだけでいったいいくらのお金をつぎ込んだだろうか。」
一口食べるたびに罪悪感を覚えながら食べていたという。
ヘビの形をしたグミは、カラフルな色のフルーツ味で、彼女のお気に入りはオレンジ味。
甘いものといってもチョコレートではない、とにかくヘビ型のグミばかりを食べたいと思う。
だが、特にヘビ自体が好きなわけでもない。。
そして、彼女がやめられないのはそれだけではない、エナジードリンクもだ。
車を運転しながら、掃除をしながら、これもとにかくとり続けている。
肺の移植手術後に、薬の副作用で糖尿病に
思えば、甘い物への依存が始まったのは、彼女が10年以上前に両肺の移植手術を受けた後からだった。カイリーさんは、遺伝子変異の原因による嚢胞性線維症で、小さな頃から肺感染症などで長い間苦しんできた。いつも酸素マスクをつけて車椅子の時も多かった。一度は体重が44キロになり命が危険と言われたこともあった。
だが、手術後に服用した薬の副作用で糖尿病を発症してしまい、体が弱ってしまう。いつも疲れている状態で、すぐふらふらになってしまう。糖分を補給することで乗りこえようと、グミとエナジードリンクを摂り始めたのだ。「ホームローンを抱えて仕事もしなくてはいけなかったし、常に疲労感がある中で、あと数時間働くのにグミを食べ、エナジードリンクを飲み、どんどん毎日摂るようになっていった。そしてやめられなくなってしまった。」
やめられないのは自分の弱い部分だと痛いほど感じていた、これでは私の肺のドナーに申し訳ない。
カイリーさんの肺はここにきて、すこしだが拒絶反応を示し始めたのだ。
カウンセラーに相談
一念発起して催眠療法カウンセラーマーク・スティーブンスさんに相談をした。
グミとエナジードリンクだけで、2ヶ月で64キロの糖分を摂取したんだよ、と言われて、目の前に64キロ分の白砂糖を見せられた。
そして、「3分であなたの依存症は治るよ」という。
カイリーさんは、マークさんのカウンセリングのワークショップに、他の依存症の人たちと一緒に参加する。そこでは、禁酒、禁煙をしたい人、爪を噛むのがやめられない人など色んな人がいた。
いつもやっていることはそのイメージが頭に染みついていてどこか常にそのイメージがあり、それがやることだと思ってしまう。だが、そのイメージを取り払って、新しいイメージを入れることで依存はなくなる。それが「心を切り替える」セラピーだ。
携帯電話やIpadで、グミとエナジードリンクの写真を見せる、そして「悪い習慣はやめて、健康な食事に切り替えよう」と暗示をかけた後に、ヘルシーなオレンジを持ったカイリーさんの写真に切り替えた。
その直後に、グミを見てみると「気持ち悪いわ」と
「もう欲しいと思わなくなったの。においさえイヤになってしまった、いまはグミがなにか汚れたものに見える、
自分でも信じられないわ。」
そしてセラピーの最後にグミをゴミ箱に捨てた。
この後カイリーさんは、1週間たってもグミやエナジードリンクに触ってもいない。
この10年間で1週間いちども摂っていないのは、始めてのことだという。
参照元:NINE
オーストラリアの特集映像
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