【ギネス記録】世界で最も高齢の赤ちゃん!?

scroll

【ギネス記録】世界で最も高齢の赤ちゃん!?
ニュース 人物

ギネス記録にも認定された、世界で最も高齢の赤ちゃんのご紹介です!
 
 
世界で最も高齢の赤ちゃん?
 
 
??
????
 
ですよね。。。
 
 
正確にお伝えすると、約23年間凍結保存された精子で誕生した赤ちゃんなんです。
しかも、物凄い偶然の出来事がきっかけで精子を凍結保存した経緯もあったんです。本当に世の中、何が起こるかわからないです。どんな出会いも大事にしないといけない、と改めて感じる実話です。ご紹介します。

 

15才でガンと診断て

クイーンズランド州ブリスベンに住むアレックス・パウエルさんは、15才の時に非常に稀なガンであるホジキンリンパ腫と診断され、すぐに放射線治療を含む化学治療を始めなければならない状況だった。悪性リンパ腫の一種で、白血球の仲間のリンパ球が”がん化”してリンパ節で増え、腫瘤を作ってしまう。治療には入院を必要とする強力な化学療法が必要になるのだ。

 

偶然に居合わせた親子に会って、精子凍結を決心

アレックスは、継母であるパトリシアと病院へ向かうために電車に乗って行ったが、その時に電車の席で男の子と母親のふたりと居合わせた。男の子は小さな子に見えたが、その母親が言った。
 
「この子は18才なんですよ。」
「化学療法の副作用で成長軟骨板が損傷してしまったの、若い男の子がガン治療する時は、化学治療はさせてはダメよ。」 と。
 
それは、まさに偶然に居合わせた親子だったが、パトリシアはその時にハッ!としたのだ。
化学療法は放射線治療も伴い、アレックスの生殖能力を侵す可能性も高い、と。
アレックス本人はそこまでは考えていなかったが、心配したパトリシアの勧めもあって、精子を凍結保存することを決心したのです。

 
まだ、未成年だったアレックスは、精子保存センターでは保護者の付き添いが必要なため、パトリシアも一緒に行って手続きをした。しばらく個室に籠もった後に、アレックスは右手に精子が入ったカプセルを手にして、「これどうしよう。。」、と赤面してつぶやいたそうだ。
早めの治療が功を奏し、アレックスのガンも消失。元通りの生活に戻ることが出来た。
 

 

20年後に結婚、そして体外受精

精子を保存してから20年後、アレックスはブリスベンでカイロプラクターを開業。ヴィーさんと出会い結婚し、お互いの子どもがほしいと願った。

 
そして、20年以上も前に保存した自分の精子を使って子どもをつくるため、2013年に夫婦そろって病院へ出向いたのです。

 
不妊治療と体外受精に取り組んで1年ほど、凍結していた中のおよそ半分の精子を使った頃に体外受精は成功。2015年6月17日にザビエルちゃんがこの世に誕生した!

 

ギネスの世界記録に

ザビエル・パウエルちゃんは、凍結保存期間が世界最長の23年、正確には22年329日の精子から生まれたという記録の保持者としてギネスに認定。これまでの記録としては、21年間冷凍保存した精子を使った出産がイギリスで記録されていたが、その記録が塗り替えられたということになる。理論的には精子の冷凍保存の期間に制限はないといわれているが、一般的には7年~10年の間に人工授精に使用されることが多いそうです、。

 
アレックスは、ザビエルちゃんが生まれた時に自分の腕に抱っこをして、父親に、「僕の息子だよ」、と伝えたときは本当に人生でも特別な瞬間だった、と語っている。ふたりは、これからもザビエルちゃんがすくすくを育つことを願っている。

 
そしてパトリシアは、
「あの時、電車の中であの親子に会っていなかったから精子を凍結保存していなかったかもしれない」
「本当に気づいて良かったわ」
と語っている。
今では若年層の化学治療の際は必ず説明がされているが、その当時はまだそういった認識が薄かったようです。
 
番組のコメントには、
「継母だろうが実の母親だろうが、母親の言うことは聞いておくものだね。」
との声が寄せられている。
 
まささにまさに、母親は偉大ですね!
何より下記の特集映像内で、当時の恥ずかしい話も笑ながら話しているのは今が幸せな証拠ですね!

 

 

オーストラリアの特集映像

 

 
 

【ロケや映像使用を御希望の制作会社の方へ】

お気軽に弊社は東京オフィス(03-5437-5546)・嶋田までご連絡下さい。
東京で直接お会いして打ち合わせが可能です!
SHIMADA
嶋田祐(Yu Shimada)
東京オフィスマネージャー
03-5437-5546